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10年前
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少しづつ僕らは離れて暮らすことに慣れていった。
永遠に思える三日間が過ぎると、残りの日々はあっという間に過ぎていった。
僕は彼女から電話が掛かってこないことにゆっくりと自分を慣らしていった。

それでも時々、胸の中が痛むことがあった。
そんな時、僕はKの眠る丘まで行き、長い時間そこで夢を見るように過ごした。
『君は本音を語る練習をしたほうがいい』
高校生らしい顔つきをしたKの面影が振り返って僕に語りかけた。

短編小説『十年前』より
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by waterkey | 2006-04-24 22:59 | SNAP



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