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理由なきもの
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時間を掛けて、ゆっくりと何かが見えてくる、ということがあります。
その時に理解が出来なかったものが時を経て、いつの間にか分かるようになる。
人が年を取る事にもしも意味があるとすれば、そういうことなのかも知れません。
私は長いこと、小説を書き続けていました。
私にとっての素晴らしい文学(あるいは表現)とは、作者自身がその作品を全ては理解
していないものであると、ずっと思っています。
自分の作品の器、というものは作者を越えていく力がなければいけない。
すべてが作者の理解の範囲で提出される表現にはこの力が宿っていない、と思うのです。
写真についてはまだ分からないことだらけですが、撮影をした時、現像があがってきた時、
そしてそれを鑑賞している時、私の被写体に対する態度は絶えず揺らぎ続けます。
撮影意図と現像結果が一致したものについて、私は殆ど興味がありません。
作者の意図や理解を超えてしまっているもの、それこそが私が写真を続ける一つの原動です。
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by waterkey | 2006-01-10 22:53 | SNAP



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